1週間出ないほどの便秘が解消!小学3年生、変えた5つの食生活。

子供の便秘で悩んでいませんか?子供って好き嫌いが多いし何か変えようと思っても継続するのが難しくないですか?実は私も子供の便秘に悩まされる母の一人でした。
私の息子は、小学校3年生の時に1週間出ないほど、出血するほど、下剤を内服しなくてはいけないほどのひどい便秘でした。昔と違い現代は、子供の10人に1人が便秘と言われるほど便秘の子供が増えているようです。しかし、「子供が好む、便秘に効く食事」の情報って少ないんですよね。私も試行錯誤しながら、やっと息子が好む便秘に効く食事にたどり着くことが出来、今では毎日しっかり便が出ています。
この記事では、私が息子の食生活を変えたことで、便秘を解消することが出来たその5つの方法を教えます。簡単なので、ぜひ試してみてください。

結論からいうと、
①1日3食たべること
②良くかみ、時間をかけて食べること(目標|20回、20分)
③朝コップ1杯の水分を!
④こまめに水分をとること
⑤いつもの食事にちょいプラスした。

・ヨーグルト+オリゴ糖
・醤油麹の卵かけごはん
・塩麹を利用し調理
・毎日味噌汁
・野菜

②~④のような一人では継続が難しいものは、本人が意識できるようにその都度声をかけました。
(何回言わせるの?と大変ではありますが…)

小学生で便秘って大丈夫なの?

こどもでも便秘症は珍しいことではなく、10人に1人くらいかそれ以上と考えられているようです。小学生になると、学校でトイレに行くのをためらい排便をがまんしてしまいがちですよね。そのため学校へ通いだしたころに慢性便秘症がはじまりやすいと言われています。他にも親の目から離れる時期なので、水分摂取が減る、給食の早食い等もありそうですね。

食生活を変えたり、治療(医師の判断で下剤を飲む)を行うことで、数日~2ヵ月、遅くても1~2年の間に便秘症が治ることも少なくないようです。放置することで、大人になるまで治療を続ける必要がある場合もあるため、今できることで今のうちに少しでも改善してあげられたら良いですよね。

小学生の便秘に関するサイト
https://www.e-ben.jp/child/02_cause/
https://www.jspghan.org/constipation/files/pamphlet.pdf


【便を我慢することでの悪循環】
・便はしばらく我慢していると出たくなくなる。そのまま大腸に便が残る。
・大腸は、便から水分を吸収するので、便はどんどん硬くなる。
・いよいよ出る時には非常な痛みをともなうことになり、ますます便を我慢するようになる。
【このような悪循環が続いていると…】
・常に便が腸(直腸)に留まり、腸がだんだん鈍感になる。→便秘でない人であれば、直腸に便が溜まると便意が生じる(ウンチをしたくなること)が、それがおこりにくくなる結果、ますます便が長く腸にとどまり硬くなっていく。

このような2重の悪循環がおこるために、こどもの慢性の便秘は悪くなりがちと考えられています。

息子(小学3年生)の便秘の経過


息子は幼児の頃から食欲旺盛で、よく食べる。小学生になってからは、「下っ腹が出ているな…」とは感じていましたが、食欲もあるしただの食べ過ぎだと軽く考えていました。
小学2年生の頃、他のことで受診した際に「強い便秘の状態」だと診断され下剤を飲まなければいけない状況になりました。しかし、大の薬嫌い(飲むのが嫌で1時間泣きわめくほど)のため2日間で薬は中断。食事でなんとかしなくては!と息子の食べれそうなものをネットで探してはトライし色々試行錯誤しましたが、他の兄弟たち(4人兄弟)の好き嫌いもありどれも長くは続きませんでした。そして、大人の便秘に向けたサイトはあっても、子供向けのおすすめ料理はほとんどないのも悩ましいのです。息子がお腹の不調を訴えるわけでもなかったので、忙しい私は気づけば息子の便秘を放置していました。小学3年生の夏、学校から帰宅後に「おなかが痛い…」とトイレにこもる息子。「うんちが出ない…」と30分以上トイレにこもりましたが結局出ず、翌日ほぼ1週間ぶりに出た便には血がついていました。便は両手では持てないほどの大きさで、岩のように硬く、私も岩の様に固まったのを覚えています。このままではいけない…。ここまで放置していた自分が情けない。そこでやっと、息子の便秘と本気で向き合い始めたのです。
(あまり言いたくはありませんが、私は看護師経験20年で、今まで成人以上の方の便秘にはよく関わってきました。日常や仕事の忙しさを理由に家族の健康のことが後回しになっていたことはとてもショックで情けなくてたまりませんでした。。

息子は、野菜が嫌いで肉ばかりを食べる、あまりかまずに飲み込む、汗をたくさんかくが水分あまりとらない、放課後は家でダラダラの運動不足などなど、気づけば、生活全てが便秘の原因に当てはまる状況でした。

変えた5つの食生活とは?

1日3食たべること

1日3食の食事は腸に規則正しく刺激を与えるために大切なことです。食事をぬいてしまうと腸が定期的な刺激を得られず、排便習慣に乱れが生じます。特に朝食は、眠っている大腸を起こす役割もあり、排便を促すぜん動運動は朝が最も活発になるといわれています。つまり、忙しいからといって、朝食を食べない生活を送っている人は、お通じの好機を逃していることになるのです。

良くかんで時間をかけて食べること(目標|20回、20分)

息子は幼児の頃から早食いで、よく見ていないとお肉などを喉に詰まらせることがしょっちゅうあった程です。噛む回数が少ないと、食べたものがきちんと消化されず、たんぱく質や脂肪が腸内の悪玉菌のエサになり、腸の動きが悪くなることで便秘につながります。よく噛んで食べると、食べ物が消化されやすく必要な栄養はきちんと体内に取り込まれ、不必要な残りカスだけが排出されるという理想的なお通じになります。

朝コップ1杯の水分を!

一気飲みがポイント。胃に一気に飲み物を流し込むことで、飲み物の重みで腸が刺激され、朝ほとんど動いていない腸が活動を開始するそうです。
「朝の一気飲み」おすすめ記事

こまめに水分をとること

小学校から帰宅すると、水筒の中身が全然減っていないことがありました。
水分をとらないと、便も硬くなるよと声を掛けながら習慣化してきました。

いつもの食事にちょいプラスしたもの

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を食品で摂る、野菜等の食物繊維をとる、発酵食品をとること等が便通をよくするのに良いと言われていますね。

私もいろいろ試行錯誤して試しましたが、息子の好き嫌いが多いことからどれもうまく継続できなかったのですが、以下の5つは、1年以上継続できていて息子の便は毎日出ています。どれもスーパーに売っているものですし、塩麹・醤油麹に関しては、私は手作りしています。

ヨーグルト+オリゴ糖

市販のプレーンヨーグルトにオリゴ糖をかけて食べる。私は「オリゴのおかげ」をリピートしています。1日あたりティースプーン2~5杯程度が良いそうです。息子は、夕食後に「お腹すいたー」と言うのでそのタイミングで食べることが多いです。
『オリゴのおかげ』はオリゴ糖が消化吸収されずに大腸まで届きます。そのため食前や食後、朝昼晩どのタイミングでとっても、変わらずビフィズス菌のエサとなってビフィズス菌を増やします。


↑私はこれをリピートしています。スーパーにも売ってます。


↑こちらは口コミも良さそうです。

醤油麹の卵かけごはん

醤油麹は、発酵食品ですね。香ばしくて、くせになります。生卵1個に醤油麹小さじ1杯程度をかけて食べると絶品です。息子も大好物です。
私は醤油麹を手作りしています。スーパーに売っている米麹に米麹が浸かる程度の醤油をドボドボかけて、1日1回混ぜる。麹が膨れて醤油から出てしまうようならその都度醤油を足します。米麹が潰れるくらい柔らかく少しトロッとするまで(2週間くらい)常温で放置するだけです。ヨーグルトメーカーを使うと早いです。
スーパーやカルディーで売っていることもあるようですが、ないことも多いようです。



※手作りする場合は、市販の米麹を使います。スーパーにも売っています。


塩麹を使用して調理する

同じく発酵食品です。私は10年以上、自宅で手作りしています。
塩麹を手作りする場合は、米麹200gをほぐして、塩60gと合わせる。60度以下の湯と混ぜ合わせる。
これにラップをして常温で1~2週間ほど放置(1日1回まぜる)。
炒め物や汁物、漬物など何にでも入れています。味に深みが出て、うまみもアップします。化学調味料を使う場合も少なくて済みます。
スーパーでもよく見かけます。


なるべく毎日、味噌汁を。

こちらも発酵食品。私は手作りしていますが、市販のものであれば何でも良いと思います。
息子は、味噌汁をあまり好みませんが、好きな豆腐やジャガイモを具にしたりして、夕食で食べるようにしています。

野菜

息子は野菜が嫌いですが、好きなドレッシングを掛けて、なるべく食事の最初にとるようにさせています。最初じゃないとお腹がいっぱいになり食べれなくなるから。レタスは嫌いなので、キャベツの千切りやトマト、キュウリなどをたべています。

便秘予防に効果のある一般的な食べもの

こどもの便秘改善に効く食べ物を紹介します。

水溶性食物繊維海藻やねばねば系食品に多く含まれ、大腸に到達すると善玉菌の餌になり腸内環境を改善する効果海藻、オクラ、山芋、ごぼう
不溶性食物繊維野菜に多く含まれ、水分を吸収して膨張し便量を増やす効果。便を硬くすることもあるので水分と一緒に摂取する豆、きのこ、イモ類
発酵食品発酵食品に含まれる乳酸菌が腸の中の善玉菌を増やし、腸内の環境を整える効果ヨーグルト、納豆、味噌、キムチ、お酢
マグネシウム便を柔らかくする働きひじき、わかめ

以上、息子の便秘を改善させた5つの食生活をご紹介させていただきました。
少しでも便秘で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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