2階リビングに憧れるけど、「実際の住み心地はどうなの?」「子育て中はどんな感じになるんだろう」「老後は大丈夫かな?」と不安もたくさんあるのではないかと思います。我が家は住宅街にあり、とあるハウスメーカーで新築を建て今年で14年目。最初の2年間は夫婦2人で住み、現在は未就園児を含め4人の子供が居ます。いざ家を建てるとなると何かと期限があり、ただでさえ仕事や育児に追われ忙しい中、有益な情報を得ていくのは難しいですよね。我が家の2階リビングの実際を知ることにより、少しでも家選びの参考になればと思い記事を書かせていただきます。私自身、2階リビングの住み心地はとても良いです。
2階リビングの我が家の間取り、家族構成は?
【間取り】
1階 2階
・建坪 約30坪
※決して広い家ではありません。しかし、家族6人、ほとんど2階で過ごしています。
【家族構成】
・夫婦2人と子供4人(小学生2人、幼稚園児1人、未就園児1人)
一般的なメリット・デメリットとその対策。そして14年目の我が家の現状
2階リビングのメリット
・日当たりが良く開放感がある
住宅が立ち並ぶ地域では日当たりや圧迫感が気になります。特に1階は、昼間でも電気をつけなければならないケースも。2階は日当たりが良く外の景色が見えやすいため開放感があります。
・プライバシーが守られる
2階リビングは、外からの視線が気になりません。→リラックスして過ごせる。我が家ではもともと使用していた分厚いカーテンを撤去し、2階はすべて薄手の布に変えました。昼間はカーテンをしません。
・冬が暖かい
2階は屋根が近く日当たりも良いため、冬でも暖かい。→我が家でも晴れの日の昼間は暖房器具は使わないため電気代の節約になっています。逆に夏場は暑くなりやすいですが、対策をすれば問題はありません。
・耐震性がアップする
リビングは、広いスペースにするケースが多く柱は少なめ。1階が寝室・子供部屋の場合、1階に仕切り(柱)が多くになり耐震性がアップする。
・天井を高く出来る
2階リビングは、上の部屋がないため天井を好きな高さに設計できる(吹き抜け風や勾配天井)。ロフトを作って収納スペースを確保できる。
2階リビングのデメリットと対策、我が家の現状
階段が面倒
・来客や宅急便が来たとき、買い物で重い荷物があるとき、風呂場が1階にある場合は大変と感じる方がいるかもしれません。
→我が家では、水回りはすべて2階にしているため、外出時と寝るときにしか1階に下りません。宅急便はインターホンで玄関前に置いてもらい帰宅した家族が2階に持って上がる。来客時は1階に下りますが、少ないので気になりません。
【対策】
・水回りを2階に集結させる。
・宅配BOXを設置しても良いですね。
・将来的に家庭用エレベーターや階段昇降機を設置できるような間取りにしておくのも効果的。
夏が暑い
・2階リビングは冬暖かいというメリットがある反面、屋根が近い分、夏は暑いです。
【対策】
・屋根や壁、窓の耐熱性能を高める。費用は高くなるが毎日の冷房費用が安くなったり、熱中症の予防になります。→我が家も夏はとても暑いですが、窓が3層であることもあり冷房は常に26~28度設定で済んでいます。
・すだれやタープで日よけをする。→我が家でも毎年夏になると窓にすだれを掛け、バルコニーにタープを設置し窓からの直射日光を遮ることができています。タープは、何個か試しましたが、強風でちぎれて2回ダメにしました。毎年使う物ですし長く使えるしっかりした物をおすすめします。
・風が通りやすいように対角線上に窓を設置する(1カ所は日陰になる位置に窓を配置すると効果あり)
・広めのバルコニーならグリーンカーテンを作る(虫の心配あり!?)
子供の帰宅に気づきにくい
・1階の玄関から子供部屋に直行!した場合、帰宅したことにも気づきにくく顔を合わせることも減ってしまう。→我が家には小6(女)・小4(男)の子供がいますが、帰宅してすぐに1階のトイレで用を足し(我慢して帰宅するため)、リビングに駆け上がってきて寝るときまでずーっとリビングで過ごします。それぞれの机、ランドセル、TV、ゲーム機、おもちゃ等、子供が必要としている物はすべて2階にあるので、あえて1階に行く理由もないのだと思います。
【対策】
・子供部屋を2階に配置する。
・吹き抜けを作るとお互いに気配を感じやすい。
配水の音が1階に響く
・2階に水回りを集中させると、1階の寝室に配水音が響きやすくなる。→我が家では、全く気にならないのですが…。2階の足音の方がまだ気になるかもしれません。寝るまで子供たち同士で話したりふざけたりしていることもあり、気になったことはありません。
【対策】
・キッチン以外の水回りを1階に配置し、寝室を2階にする。→1階で洗濯し庭に干せるためワンフロアで洗濯が完結できる。(しかしその場合でも小さい子供の衣類は、2階にあった方が楽だと思います。)
就寝時に外の音が気になる
・1階に寝室を配置する場合、寝室が道路に面していると就寝時に外の音が気になります。→こちらも我が家では気になりません。静かな住宅街ですし、3重窓だからでしょうか。
【対策】
・寝室を道路と反対側の間取りにしたり、ベッドの配置を道路とは反対側にする
・窓を2重窓にする、カーテンを防音仕様のタイプにする等の対策方法も有効。
2階リビング14年目の今、私が思うこと。
私は、2階リビングが大好きです。一般的なデメリットはいくつかありますが、私にはそれほどデメリットとは感じないから。
・2階は日当たりが良すぎるので、晴れた日の昼間は真冬でも暖房いらず。
・人目を気にする必要がないため、気候が良ければ窓もカーテンも開けて風を感じ、鳥のさえずりを聴きながら過ごせる。真夏(蚊の季節)でなければ、網戸も開けっぱなしのこともあり!
〈こんなに窓開けています〉写っていませんがほぼ全ての窓開けています。
・暖かい日の夜(お月見などの季節の行事など)は、2階バルコニーに小さなテーブルを出し座布団を敷いて夕食を食べます。特別感があり子供たちが喜びます。これも人目を気にせずできること。
・カーテンをせずに過ごせるためいつでも外の景色を窓越しに眺められ天候の変化に気づきやすい!
・1階に子供部屋と寝室がありますが、2階に比べると薄暗いし寒いからか人が寄りつかない。(子供たちも自然と2階に集まる。)
→長女が低学年の時にお友達の一人部屋に憧れて、一人部屋を希望しました。1部屋だった子供部屋を2つに仕切り、長女の希望通り机とベッドを置きました。1ヶ月弱そこで過ごしましたが、まず①夜寂しい、そして②宿題をやるにも「ママー!分からないー!」と1階の部屋から叫ぶのですが忙し母さんはすぐには行けないのです。そんなこんなで懲りたのでしょう。あれから4年近く経った今(6年生)でも、一人部屋を希望することはありません。
・いつでも2階に家族が集まるので、賑やか。
→小学生2人の机や普段使うモノは全てリビングにあります。なので、1階に行くのは、寝るときと外出時のみ。いずれ子供が一人部屋を欲しがったら準備する予定です。
〈リビングの勉強スペース〉
・決して広くない2階リビング・ダイニングですが、家族みんなで集まる賑やかな空間になっていて私はとても満足しています。
・「洗濯機」「浴室」「洗濯を干すバルコニー」「シーズンの洋服の保管場所」「キッチン」「トイレ」、寝る以外の生活のすべてが2階で完結します。
・2階リビングだと、玄関スペースは1階なので必然と2階のスペースが広くなります。なので、希望通り開放的な間取りにすることができました。
〈ただ一つだけ。これは失敗したかな…と感じること〉
我が家の2階には薪ストーブがあるのです。
・もちろん暖かい空気は上に行くので、2階はとても暖く快適です。真冬でも子供たちはノースリーブですし、暖かすぎて数時間窓を全開にすることもあるほど。しかし…寝室はキーンと寒いのです。この温度差が辛い。せっかく薪ストーブがあるのに家全体が暖まらないというのは、とても残念なことです。
しかし!!子供は暑がり。寝室は寒くてちょうど良かったのかな…と思うようにしています。(ちょっと無理矢理)
以上、我が家の2階リビングの現状でした。
2階リビングを検討している方の少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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